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破産申請から一転、東京の文寿会が事業再開(医療介護CBニュース)

 今年1月に東京地裁から保全管理命令を受けていた医療法人社団文寿会(東京都世田谷区、山口晃弘理事長)が、破産申し立てから一転、5月10日付で同地裁から民事再生手続きの開始決定を受け、経営再建に向けて事業を再開していたことが6月3日までに分かった。同法人が世田谷区内で経営する福原病院は、3月ですべての診療を休止したが、現在は内科とリウマチ科の外来診療のみ行っている。東京商工リサーチによると、「このような例はあまり聞いたことがない」という。


 東京商工リサーチなどによると、福原病院は1987年、医療用温水プールを備えたリウマチやリハビリを専門に扱う病院として設立。循環器科、整形外科、神経内科、内科、消化器科を備え、ベッド数は一般と療養合わせて67床。全国でも数少ない「プール療法」を取り入れたリウマチ治療で知られていた。
 しかし、病院建築に伴う設備投資の負担や診療報酬改定の影響などで、準自己破産を申請する事態となり、1月29日には東京地裁が保全管理命令。3月16日からすべての診療を休止していた。ところが、4月になってロート製薬が支援を名乗り出たため、民事再生による再建に切り替え、同30日に同地裁に民事再生法の適用を申請。開始決定後、5月17日から内科とリウマチ科の外来診療を再開させたという。今後、病床数を減らし、病院名も変更する予定で、改装工事が終了後、今年秋にも入院患者を受け入れる見通しだ。

 管財人の早川学弁護士はキャリアブレインの取材に対し、「予防医療を重視し、健康診断を増やしたい。リウマチ科も今まで以上に力を入れていく」と語った。


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